隣の部屋のお姉さまッ!!

『ぁ…んっ… 』

今日も聞こえる…。

隣の部屋のお姉さんの声。

ブーンと響く低いモーター音。

普段、朝のゴミ出しの時とか、エレベーターの中でばったり会った時とか、お姉さんの方からニコッと笑って挨拶をしてくれる素敵な人。それなのに、毎晩のように一人エッチをしていて、その音は隣の私の部屋に筒抜け。私は隣の部屋のお姉さんの秘密を知ってしまった…。

『ぁぁ…気持ち…いい、んっ…!』

今日は長いな…。まだ声が聞こえる…。

もう、こっちまで変な気分になっちゃうよ…。

と、その時。

『ちょっと、何!?やめて!いやっ!!』

え…?

お姉さん…?

1人じゃないの?

お姉さんの部屋、誰かいるの!?

『やめて…っ!!誰か!助けて!!

お願いっ!!だれかっ!!』

お姉さんの悲痛な声。

どうしよう…助けなきゃ!!

私は玄関を飛び出し、すぐに隣の部屋のドアを開けた。

「お姉さんっ!!」

私の部屋と同じ間取りの玄関とキッチンを突っ切り部屋に入ると、ベッドの上に裸のお姉さんがうずくまっていた。

白く透き通る陶器のような肌。

「お姉さん、大丈夫ですか?襲ってた男は!?私、隣の部屋の…っ!」

言葉を言い終わる前に身体を起こしたお姉さんに抱きつかれてしまった。

「お姉さん…。」

震えてる…。きっと怖かったんだろう…。

私はお姉さんの身体をそっと抱きしめた。

やわらかくて、

あたたかくて、

いいにおい…。

私、こんな状況で何考えてるんだろう…。

「…っ」

「大丈夫ですか?落ち着いてください。ゆっくり、ゆっくりで…。」

お姉さんに対して言っている言葉なのに、ドキドキが止まらなくて…。まるで私自身に言い聞かせているみたいな言葉。

「ふふ…。」

あれ?お姉さん…なんか…。

「うふふっ!!あっははは!!!」

笑ってる…。

爆笑してるよ、このお姉さん…。

いきなり怖いんですけど。

「ごめんね~。あなたが私のオナニーを聞いてるって想像したら興奮しちゃって…。でも本当に助けに来てくれるなんて、優しいのね。」

そう言って私の頭を撫でるお姉さん。優しく細められた瞳が色っぽい。

私の脳内はまだ状況を理解できていない。

「あの…誰かに襲われていると思って…。」

「そうなのよ~。今日はね、無理矢理されちゃう妄想の気分だったの~。」

はぁ?!なんて人騒がせな妄想なの…!

「嘘だったんですね…?」

「嘘じゃないわ。妄想よ!でも、あなたも興奮してたでしょう?」

「別にそんなつもりじゃ…。」

「もう、恥ずかしがり屋さんねぇ。私、前から感じていたのよ~。隣に住んでる可愛らしい無垢な女の子が私のオナニーの声を聞いてるなぁって。もう、毎日が楽しくて!

ねぇ、これからは“ 一緒に ”もっと楽しくて気持ちいいことしましょう!!」

「一緒に、って…。えぇッ!!?」

これが、私とお姉さまの関係の始まりだったー

 

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